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パワポにナレーションを入れる方法:自分の声で録音するか、AI 音声で読み上げるか
1枚のスライドやプレゼン全体にナレーションを録音し、自動再生させ、音声付きの動画に書き出す方法と、ノートを AI 音声に読み上げさせる方法を解説します。Windows、Mac、Google スライドの手順と費用つき。
更新日 2026年11月2日
ナレーション付きのプレゼンなら、あなたがその場にいなくても伝わります。新人研修、トレーニング教材、製品デモ、相手が都合のよいときに見るピッチなどに向いています。PowerPoint のデスクトップアプリがあれば、自分の声は追加費用なしで録音できます。もう一つの方法が AI 音声です。ノートを読み上げ、毎回同じ声で話し、スライドが変わったら作り直せます。このガイドでは両方の手順と費用を説明します。手順と料金は、2026年11月2日時点の Microsoft と Murf の公式ドキュメントに基づいています。
パワポにナレーションを入れるいちばん早い方法は?
- プレゼン全体を自分の声で: 「記録」タブを開き、「先頭から」を選びます。PowerPoint が各スライドに音声とタイミングを保存します。Windows 版と Mac 版のデスクトップアプリなら追加費用はかかりません。
- 1枚のスライドに短い音声だけ: 「挿入」→「オーディオ」→「オーディオの録音」。
- ノートを AI 音声で読み上げる: 有料のツールがノートを音声に変え、文章が変わったら音声を作り直します。このガイドで例にする Murf のアドインは Windows 版 PowerPoint で動き、Business プランが必要です。
- Google スライド: スライドには録音機能がありません。音声は別の場所で録音または生成し、Google ドライブから挿入するか、アドオンを使います。
動画の書き起こし(91 秒)
スライドは完成しました。あとは、あなたがいなくても伝わるように、声を入れるだけです。
パワポにナレーションを入れる方法は二つ。自分の声で録音するか、ノートを AI 音声に読み上げさせるかです。
一つ目は追加費用なしの方法です。原稿をノートに書き、「記録」タブで「先頭から」を選びます。話している間はテレプロンプターにノートが表示され、音声は各スライドに保存されます。
二つ目は AI 音声です。Windows 版 PowerPoint 用の Murf のアドインが、ノートを読み込みます。声を選んで試聴し、各スライドにナレーションを追加します。スライドへの追加には、Murf の Business プランが必要です。
自分で挿入した音声は、「再生」タブで「開始」を「自動」にします。「スライド ショー中にオブジェクトを隠す」にチェックを入れれば、アイコンは表示されません。
動画で共有するなら、「ファイル」、「エクスポート」、「ビデオの作成」の順に選びます。自分で録音した場合は、記録されたタイミングとナレーションを使う設定のままにします。
送る前に、最初から最後まで一度見てください。AI 音声は数字や名前を読み間違えやすいので、読み方どおりにノートに書いておきます。
Mac や Google スライドの手順と費用は、bto.ai のガイドにまとめています。
プレゼン全体にナレーションを録音するには?
Windows の Microsoft 365 版 PowerPoint と Mac 版 PowerPoint で使えます。Web 版 PowerPoint ではスライド ショーを記録できません。
- 話す内容をノートに書きます。 記録画面で「テレプロンプター」表示を選ぶと、話しながらノートを見られます。
- 「記録」タブを開き、「先頭から」を選びます。 選んだスライドから始めるときは「現在のスライドから」を選びます。
- 音声だけでよければカメラをオフにし、 正しいマイクが選ばれているか確認します。
- 記録を開始し、 カウントダウンのあと話します。次のスライドへはキーボードの矢印キーか画面の矢印で進みます。
- 画面切り替えが終わってから話します。 画面切り替えの再生中、PowerPoint はナレーションを録音しません。
- 停止して再生し、確認します。 1枚だけ失敗したら、「記録」タブの「クリア」で、すべてではなく現在のスライドの記録を消し、「現在のスライドから」で録り直します。
ナレーションと各スライドの表示時間はファイルに保存されます。「スライドショー」タブで「ナレーションの再生」と「タイミングを使用」にチェックが入っていれば、スライドショーで自動的に進みます。
スライド1枚だけにナレーションを入れるには?
- スライドを開き、「挿入」→「オーディオ」→「オーディオの録音」を選びます。
- 名前を入力し、「録音」を選んで話します。「停止」→「再生」で確認します。
- 「OK」を選ぶと、スライドにスピーカーのアイコンが表示されます。隅にドラッグしておきます。
同じメニューから、別の場所で録音または生成した MP3 や WAV などのファイルも挿入できます。Windows では「このコンピューター上のオーディオ」、Mac では「ファイルからオーディオ」です。別のツールで作った AI 音声も、この方法でスライドに入れます。
ナレーションを自動再生させるには?
「記録」タブで録音したナレーションは、スライドショーで自動的に再生されます。自分で挿入した音声の場合は次のとおりです。
- スピーカーのアイコンを選び、 「再生」タブを開きます。
- 「開始」を「自動」にします。 スライドが表示されるとすぐに再生されます。
- 「スライド ショー中にオブジェクトを隠す」にチェックを入れます。
- 次のスライドへ自動で進めるには: 「画面切り替え」タブの「画面切り替えのタイミング」で「自動的に切り替え」にチェックを入れ、音声より1〜2秒長い時間を入力します。スライドごとに設定します。
録音したナレーションが鳴らないときは、「スライドショー」タブの「ナレーションの再生」を確認します。スライドが進まないときは「タイミングを使用」を確認します。挿入した音声が再生されないときは、アイコンを選び直し、「開始」が「自動」になっているか確認します。
なお、「校閲」タブの「音声読み上げ」はテキストをその場で読み上げるだけで、音声はスライドに保存されません。見直しには便利ですが、ナレーションの代わりにはなりません。
パワポに AI 音声のナレーションを入れるには?
プレゼンをよく更新する、複数の言語が必要、自分で録音したくない、という場合は AI 音声が向いています。ここでは、ノートを各スライドのナレーションに変える Murf AI の PowerPoint アドインを例に説明します。
- Murf のアカウントを作り、アドインをインストールします。 Murf AI (アフィリエイトリンク)に登録し、Murf の PowerPoint ページからアドインをダウンロードします。Windows 用のインストーラー(.msi)で、Mac 版はありません。インストール中は PowerPoint を閉じておきます。
- PowerPoint を開き、「Murf」タブで「Launch Murf」を選びます。 ログインすると、サイドバーが開きます。
- ノートから原稿を読み込むか、 スライドごとに入力します。ノートの改行ごとに新しい音声ブロックになり、1ブロックは最大1,000文字です。
- 声を選んで試聴します。 すべてのスライドを生成する前に、速さ、高さ、間、製品名の読み方を調整します。
- 「Add to slide」を選びます。 1枚ずつでも、全スライド一括でもかまいません。あとでノートを直しても音声は自動では変わりません。文章を直し、再生成して「Update in slide」を選びます。
2026年11月2日時点で、アドインからスライドに音声を追加するには Murf の Business プラン(年払いで月66ドル、月払いで99ドル)か Enterprise が必要です。安い Creator プラン(年払いで月19ドル、月払いで29ドル)なら、Murf Studio でナレーションを生成し、スライドごとに音声ファイルをダウンロードして「挿入」→「オーディオ」→「このコンピューター上のオーディオ」で入れます。手間は増えますが、声は同じです。無料プランでは声を試聴できますが、ダウンロードはできません。表示価格は税抜きです。プラン、返金、データ保護については Murf AI のレビュー(英語)をご覧ください。
顧客向けのプレゼンに AI 音声を使う前に、すべてのスライドを一度聞いてください。AI 音声は、文章全体よりも略語、価格、名前を読み間違えることが多いからです。
ナレーション付きのパワポを動画にするには?
- 「ファイル」→「エクスポート」→「ビデオの作成」を選びます。
- 画質を選びます。たいていの画面には「フル HD(1080p)」で十分です。「Ultra HD(4K)」には Windows 10 以降が必要です。
- 「記録」タブで録音した場合は、 「記録されたタイミングとナレーションを使用する」のままにします。
- Murf などの音声を挿入した場合、 Murf はアドインでナレーションを付けたプレゼンについて、「記録されたタイミングとナレーションを使用しない」と1スライド5秒を勧めています。音声が順番に再生され、音声のないスライドも表示されるようにするためです。「画面切り替え」タブで自分で時間を設定した場合は、記録されたタイミングを使用する設定にします。
- 「ビデオの作成」を選び、MP4 で保存します。
- 動画を最後まで一度見て、 スライドの終わりでナレーションが切れていないか確認します。
Mac では「ファイル」→「エクスポート」を選び、ファイル形式を MP4 にして画質を選びます。「記録」タブで録音した場合は、記録されたタイミングとナレーションを使うオプションを有効にしておきます。動画は PowerPoint がなくても再生でき、そのまま学習プラットフォームや YouTube に載せられます。
Google スライドにナレーションを入れるには?
Google スライドには録音機能がありません。方法は二つです。
- 音声ファイルを挿入する: ナレーションを別の場所で録音または生成し、まず MP3 か WAV を Google ドライブにアップロードします。スライドはパソコンから直接ファイルを挿入できません。次に「挿入」→「音声」でファイルを選び、「挿入」します。音声アイコンを選び、「書式設定オプション」の「音声の再生」で自動再生を設定します。
- アドオンを使う: Murf の Google スライド用アドオンは、スライドの中で原稿からナレーションを作成・再生し、スライドショーでも再生されます。PowerPoint のアドインと同じく、Murf の Business プランが必要です。
自分の声と AI 音声、どちらがよい?
| 項目 | PowerPoint で自分の声 | アドインで AI 音声 |
|---|---|---|
| 費用 | PowerPoint デスクトップアプリがあれば追加費用なし | Murf:手動で挿入なら年払いで月19ドル、アドインなら年払いで月66ドル |
| 20枚のプレゼンにかかる時間 | 話す時間とほぼ同じ、録り直しを含む | ノートを書いたあと、生成と試聴に数分 |
| 1枚だけ変わったとき | そのスライドを録り直す | ノートを直して音声を更新 |
| 複数の言語 | 言語ごとに話し手が必要 | 同じプレゼンで、声と言語を切り替え |
| 聞こえ方 | あなた自身の話し方と熱量 | 安定しているが、合成音声だと気づかれることもある |
| 使える環境 | Windows と Mac。Web 版 PowerPoint は不可 | Murf アドイン:Windows 版 PowerPoint |
ピッチや個人的なメッセージなど、話し方そのものが伝える内容の一部になる場合は自分の声を使いましょう。四半期ごとに変わる研修資料や製品資料、複数の言語で用意する資料には AI 音声が向いています。聞き手が本物の人の声だと思いそうな場合は、プレゼンや説明文に AI 音声であることを書いておきましょう。
聞き取りやすいナレーションのコツ
- 耳で聞く文章にします。 短い文で、1文に1つの内容。日本語なら1分あたり300字前後が目安です。
- 各スライドの最初に少し間を取ります。 アニメーションや画面切り替えには、声が始まる前に1秒ほど必要です。
- 静かな部屋で録音し、先にマイクを試します。 ノートパソコンのマイクはキーボードや部屋の音を拾いやすく、ヘッドセットのほうがたいていきれいに録れます。
- 読み間違えやすい言葉は、読み方どおりに書きます。 AI 音声が数字や略語を読み間違えたら、ノートに「にじゅうごパーセント」「第3四半期」のように書き直します。
- 書き出した動画は、送る前に最初から最後まで一度確認します。